医学部不正入試について思うこと

 書くか迷いましたが、少し思うところがあったので吐き出させてください。

 

 連日、医学部入試での女性、浪人生に対する差別があったとニュースが流れてきてますね。また、それに関する意見も様々なところで見られます。どの意見が正しいとかはわかりません。みなさんそれぞれ言い分があるのでしょう。それぞれの「正義」があるのでしょう。どの意見も否定できません。私は、人間として人に意見できるほど成熟してないから。

 まだ終わったわけではありませんが、この一連の流れの中で言いようのない無力感を感じました。もっと言えば、生きる気力みたいなものが吸い取られました。今回のことは決して特殊なものじゃなくて、種類は違うにせよ自分の努力ではどうにもできない理不尽なことで世界はあふれてるんだなって。人間全員が幸せになれるなんて幻想なんだなって。

 主にTwitterの返信ツイートを見て思ったことです。みなさん色々なことを言っていますね。入試の不正を何かしら理由をつけて正当化しようとしてる方もいます。現場からの悲痛な叫びも聞こえます。この一連のニュースを見て、男性医師や男性を好きなだけたたいている方もいます。どうりで今まで診てくれた男性医師は幼稚だった、コミュ障だった。やっぱり女性のほうが優秀って言う方もいます。会見を行った、大学の関係者の容姿を悪く言ったりする人もいます。今の受験生も、過去どれだけさかのぼればいいかわかりませんが、医学部をこれまで受けてきた方々もどれだけ、虚しさを感じるか、わかりません。この問題から派生して色々な話が飛び交っています。それを見て思うのは口では何を言っても本音は自分が一番かわいいのかなということ。もしかしたら、私もそうなのかもしれません。

 もう一度言いますが、これらの意見のどれが正しいとかはわかりません。でもこれが世界かと。人間は結局、感情の生き物なのだと。人間は喧嘩するために生まれてきたのでしょうか。それぞれの「正義」をぶつかり合わせて、1番を決めるために生まれてきたのかな。みんな違ってみんないいではだめなのかな。蹴落としあわないといけないのかな。蹴落としあうために生まれて、これからも蹴落としあうために行きていくのかな。

 気にしなくていい、自分のできることをっていう方もいるかもしれません。気にするだけ時間の無駄なのかもしれません。私にできることなんてないのかもしれません。でも気にせずにはいれないです。私はそんなに強くなれません。私は、男です。気づかないところで得をしてきたのかもしれません。男で医学部受けてごめんなさい。男に生まれてごめんなさい。最近、男性でいることが、恵まれた環境に生まれたことが、育ったことが、人間に生まれたことが、私という存在が生まれたことが、いけないことなのではないかと感じることがあります。今回の件だけでなく、諸々含めて。罪を背負って生まれてきた、そんな気がします。許していただけるなら謝ります。ごめんなさい。誰に許しを乞うているのかもわかりません。

 人が人である以上、どれだけの時が経とうと蹴落としあいはなくならない気がします。なくなってはほしい。だけど漠然と負の感情がなくなることってないかなって思います。パンドラが箱を開けた時から、人間は「正義」の押し付け合いを止められなくなったのではないかなと思います。それでも私は、みんな違ってみんないいと言える日が来るのをどこか期待しています。来るはずないのに。

 だいぶ話がそれました。不正入試、改めてください。氷山の一角だとしても、まずは一歩から。どんなに小さくてもまずは一歩から。「本当の理由」なんてわかりません。なぜ、このような事になってしまったのか。関係する問題は全部解決してください。私には難しいことはわかりません。でも、どんなに小さな一歩でも積み重ねればどんな遠いところでも行けることを知っています。いつか、子々孫々にこの世界はいい世界だよ、希望に満ち溢れてるよって言える日が来るように、頑張ります。正直なところ私一人が頑張ったところで、何も変わらないかなと思います。でも、同じように思ってくれる人が少しずつでも、世界を変えようとしていけば、いつかは世界は変わる。そんな気がします。

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